補聴器の選び方

聴力の測定

まずはきこえかたを調べます。

防音環境でオージオメーターを使って聴力を調べます。

耳鼻科で測定した結果(聴力表)をお持ちいただくとよりスムーズです。

生活環境のヒアリング

聴力だけで補聴器は決まりません。

どんな状況で困っているか、手先の器用さ、生活スタイルに合わせると補聴器はもっと使いやすくなります。

補聴器の試聴効果確認

試聴補聴器をつけてどのくらい効果があるかを確認します。店頭では専用設備により効果確認がよりよくわかります。

難聴のタイプによっては補聴効果が得られにくい場合もありますので客観的な効果測定はとても重要です。

メーカーとグレードの選択

メーカーにより音の傾向が異なります。また同じ聴力結果でもひとりひとり受け入れやすい音が違います。

買い替えなら使い慣れた形状、音質を優先して同じメーカーで、

新規や従来の補聴器で不満があった場合はニーズに合わせた傾向のメーカーを選びます。

おおまかにいうと聞きやすくする機能、自動または手動調整のこまやかさで補聴器の価格が変わってきます。

騒音があるなど聞こえにくい環境に強い機能、電話やテレビなどを使いやすくする機能など

先にお伺いした生活環境に合わせて必要なグレードを選択すると良いでしょう。

補聴器の形状選択

試聴用に耳かけ型補聴器をご用意していますが、実際にお使いになる補聴器は使い勝手ご希望に合わせて選べます。

当店では聞こえ優先しつつ、お客様のご要望に合わせておすすめします。

耳かけ型補聴器は取り寄せに数日、オーダーメード補聴器はメーカーによる製作期間が一週間程度必要です。

CIC シーアイシー

CIC補聴器はとても小さく耳に入れると目立ちません。

耳穴の大きさが十分にある方が使える大きさです。

使用する電池は小さいので交換するには手先の器用さが求められます。

一般に高度難聴には不向きです。

ITC カナルサイズ

CIC補聴器よりやや大きく耳穴にすっぽりおさまる小さな形状です。

使用する電池もCICのものより大きくなります。

軽度から中等度難聴におすすめのサイズです。

ITE ハーフサイズ

上の2つの形状と比較してより幅広い難聴に対応します。

より大きな音が出力でき、ボリュームつまみなどの便利な機能も使えるようになります。

多くの方に扱いやすい大きさです。

BTE 耳かけ型

アンプも電池も大きいためパワフルな補聴器です。

耐久性もあり、子供用には最適です。カラーリングも肌色、髪色に加え鮮やかなものから選べます。

本体は耳の後ろに位置し、チューブとイヤモールド(耳栓)を通して耳に音を届けます。

RITE 外耳道レシーバタイプ

耳かけ型BTEと違って耳穴内に音の出るレシーバがあり、

より音質が高く、耳穴型と比較してハウリングのリスクも低くなります。

幅広い聴力に対応しています。

目立ちにくく、快適性と音質を求める方にぴったりです。

そのほか関連機器取り扱い

●テレコイルシステム

今のテレビや会議室のマイクに接続して楽に聞き取りができます。

●FM補聴器

●クロス補聴器

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